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横流しとは?意味・事例・対策をわかりやすく解説 What is “Yokonagashi”? Meaning, Cases & Countermeasures.
目次
横流しとは?具体的な事例
横流しが起きる原因
横流しを防ぐ実践的な対策
トレーサビリティの導入
マーケティングとの連携
よくある質問(FAQ)
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横流しとは?具体的な事例
【事例1】サロン専売品の横流し
美容室専売のシャンプー・トリートメントは、横流し被害が最も多い商品カテゴリーの一つです。あるメーカーでは、正規取引先の美容ディーラーから大量の商品がECモールに流出。メーカー希望小売価格よりも安い価格で販売されたことで、正規取扱いサロンからのクレームが相次ぎ、ブランドイメージの低下と正規取扱店の離反を招きました。
【事例2】限定品・コラボ商品の大量転売
限定数で販売されたコラボ商品が、発売直後にフリマアプリで定価の数倍の価格で大量出品されるケースが後を絶ちません。こうした事例では、関係者による内部流出(発売前の横流し)が疑われる場合もあります。
【事例3】業務用商品の不正転売
飲食店向けの業務用食材や、医療機関向けの業務用製品が一般消費者向けに転売されるケースも深刻です。業務用商品は一般消費者向けの表示義務を満たしていない場合があり、安全面・法令面でのリスクが発生します。
横流しとは、メーカーや販売元が定めた正規の流通ルートを通さず、商品を第三者に不正に転売・横流し販売する行為です。サロン専売品・限定品・業務用商品などが代表的な対象で、ブランド価値の毀損、価格崩壊、品質管理上のリスクを引き起こします。弊社の管理タグは、製造ナンバーを刻印したり、改竄が難しく世界1200社以上が採用する模造品対策技術で、流通管理と正規品証明、更にはマーケティングも一緒に行う事が可能です。
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横流しが起きる原因
1. 商品の個体管理ができていない
個々の商品にユニークな管理番号が付与されていなければ、「どの商品が」「どの卸先から」流出したのかを特定できません。ロット番号だけでは粒度が粗く、横流しルートの追跡は困難です。「転売してもどうせばれない」と安心して転売されてしまいます。
2. シリアルコードが予測可能
連番のシリアルコードを使用している場合、不正業者にコードのパターンを推測され、偽造品に正規のコードを付与されるリスクがあります。管理コードには十分なランダム性と複製防止の仕組みが必要です。
3. 出荷情報と流通データが紐づいていない
ユニークなコードを付与しても「どこに売ったか?」の管理が出来ていない状態です。商品を出荷した後、どの経路をたどって最終消費者に届いたかを追跡できない企業は少なくありません。出荷伝票と物理的な商品が紐づいていなければ、流出元の特定は不可能です。
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横流しを防ぐ実践的な対策
改ざん防止技術の活用
偽造困難なHiddenTagで対策
ユニークコードの付与
QRやRFIDで個体を識別
契約・法務面の整備
契約書で横流しを抑止
横流し対策は「検知」と「抑止」の仕組みで成り立ちます。まず、商品一つひとつにQRコードやRFIDなどのユニークコードを付与し、個体レベルでの追跡を可能にします。ただし、通常のQRコードは容易にコピーされるため、コピー防止機能との併用が不可欠です。
次に、ホログラムシールや特殊印刷(HiddenTag技術)といった改ざん防止技術をパッケージに組み込み、横流し品や模造品の判別を容易にします。スマートフォンアプリで真贋判定が可能になり、消費者自身が正規品か確認できます。
技術的対策と並行し、法務面の整備も重要です。取引先との販売契約に横流し禁止条項を明記し、違反時の損害賠償・取引停止を規定します。シリアルコードによる流出元特定が可能であることを取引先に周知し、抑止効果を高めることが実践的です。
横流しを行った側は契約違反のほか、不正競争防止法違反、商標権侵害、業務上横領罪などに問われる可能性があります。また、横流し品による消費者被害が発生した場合、メーカー側のブランド管理責任が問われるリスクも存在します。
偽タグを使った
詐欺にご注意!
【失敗例】
QRやNFC/RFIDのデータ提供は◎
QR
犯罪者は「本物です」と表示されるWEBサイトのデザインだけをコピーして、QRコードも偽サイトに書き換えてしまいます。
NFC/RFID
韓国では、酒のボトルの栓でNFCタグを用いたものが偽造されたNFCタグに入れ替えられタッチすると偽サイトに誘導されてしまった。
QRの内容やNFC/RFIDが本物か?は誰も検証しません。
偽サイトに誘導する安い素材を使ってフィッシング詐欺のように誘導できてしまいます。
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トレーサビリティシステムの導入
商品の製造から消費者の手元に届くまでの流通経路を、デジタルで可視化するシステムがトレーサビリティです。出荷先・物流ルート・販売チャネルをデータとして一元管理し、異常な流通パターンを検知できるようにします。
現状、商品の製造から全流通の過程(小売店など)を記録するには、間の代理店や小売店の協力が不可欠ですが、弊社のノウハウに基づき、お客様の状況に合わせた最適なトレーサビリティをご提案しております。詳しくはトレーサビリティによる流通管理をご覧ください。
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横流し対策にマーケティング機能を組み合わせる
横流し対策のために導入したQRコードやNFCタグは、マーケティング施策にも活用できます。消費者が正規品確認のためにQRコードを読み取る行為は、そのままブランドとの接点になります。読み取り後にLINE公式アカウントへの誘導、キャンペーン情報の配信、ポイント付与といった施策を展開することで、横流し対策と顧客エンゲージメント向上を同時に実現できます。「対策コスト」ではなく「マーケティング投資」として捉えることで、経営判断がしやすくなるのも大きなメリットです。
LINE会員登録による
顧客化や保険加入
プッシュ通知などで
閲覧者に情報配信
偽造不能番号をつかった
抽選機能の提供
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よくある質問(FAQ)
Q. 横流しにするとはどういう意味ですか?
A. 横流しとは、メーカーや販売元が定めた正規の流通ルートを通さずに、商品を第三者に不正に販売・転売することです。正規取扱店以外のルートに商品が流出することで、品質管理やブランド価値に悪影響を及ぼします。
Q. 「横流し」の別の言い方はありますか?
A. 「不正転売」「不正流通」「ディバージョン(diversion)」などが同義または類似の表現です。文脈によって「転売」「せどり」なども関連語として使われます。
Q. ネットの横流しとは何ですか?
A. フリマアプリ、ネットオークション、ECモールなどのインターネット上のプラットフォームを利用して、正規ルート外の商品を販売する行為です。出品者の特定が難しく、近年被害が急増しています。
Q. 横流しは違法ですか?
A. 横流し自体が直ちに刑事犯罪になるわけではありませんが、状況によって契約違反、不正競争防止法違反、業務上横領罪などに該当する場合があります。また、横流し品に起因する消費者被害が発生した場合、メーカー側のブランド管理責任が問われるリスクもあります。
Q. 横流しを防ぐにはどうすればいいですか?
A. 商品1個ごとにユニークコード(QRコード・RFID・NFCタグ)を付与し、流通経路を追跡できるトレーサビリティシステムを導入することが効果的です。加えて、改ざん防止技術や取引契約での横流し禁止条項の整備を組み合わせることで、検知・抑止の両面から対策できます。