偽造防止とは
偽造防止とは

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偽造防止とは
Anti-Counterfeiting Technology

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偽造防止とは

2
偽造されやすいもの

3
偽造防止技術の種類

4
ホログラムだけでは
足りない理由

5
デジタル偽造防止の
進化

6
業界別の偽造防止

7
よくある質問(FAQ)

目次

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偽造防止とは

偽造防止とは、商品・チケット・商品券・証明書・ブランド品などが不正にコピー・模倣されることを防ぐための技術や対策の総称です。

身近な例では、紙幣に施された透かしやホログラムが偽造防止技術の代表格です。しかし現代の偽造防止は紙幣だけの話ではありません。EC市場の急成長製造技術の高度化により、あらゆる商品が偽造のターゲットになっています。

OECDの推計では、世界の模倣品・海賊版の取引額は年間約5,000億ドル(約75兆円)に達し、世界貿易の約2.5%を占めています。偽造防止は、企業のブランド価値と消費者の安全を守るために不可欠な取り組みです。

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偽造されやすいもの

商品券・金券

カラーコピーによる偽造が多発

チケット・入場券

転売・偽造が社会問題化

ブランド品・化粧品

ECでの偽物流通が深刻

商品券・金券・クーポン

商品券やギフトカードの偽造は最も古典的な犯罪の一つです。高性能カラーコピー機の普及により、紙の商品券は容易に偽造されるようになりました。大手百貨店やスーパーの商品券、自治体発行のプレミアム商品券が被害に遭うケースが報告されています。OPニス加工やマイクロ文字に加え、QRコードによる個品認証が有効な対策です。

チケット・入場券

コンサート、スポーツイベント、テーマパークのチケットは偽造・転売の対象です。紙チケットからデジタルチケットへの移行が進む中、QRコードの一回限り認証やブロックチェーンによる真正性担保が主流になりつつあります。しかし、QRコードのスクリーンショット転送など新たな手口も生まれており、より高度な対策が求められています。

ブランド品・高級品

ファッション、時計、バッグなどの高級ブランドは模倣品被害の筆頭です。ECモールやフリマアプリでの偽物流通が深刻化しており、パッケージへの偽造防止タグ、正規品証明QRコード、ホログラムシールなど多層的な対策が必要です。

医薬品・化粧品

偽造医薬品は人命に直結する最も深刻な問題です。WHOによると低・中所得国の医薬品の約10%が偽造品。EUでは医薬品の個品シリアライゼーションが義務化されています。化粧品も偽物による肌トラブル・アレルギー被害が世界中で報告されています。

証明書・公文書

卒業証明書、資格証明書、保証書なども偽造の対象です。特殊用紙やホログラムに加え、QRコードでオンライン検証できる仕組みを導入する機関が増えています。

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偽造防止技術の種類

偽造防止技術は大きく「アナログ技術」「デジタル技術」に分かれます。それぞれの特徴を解説します。

アナログ技術:特殊印刷

マイクロ文字:肉眼では読めない極小文字を印刷。コピー機では再現不可能。
透かし(ウォーターマーク):紙の厚みを変えて模様を作る。紙幣でおなじみの技術。
OPニス・特殊インク:光の角度で色が変わるインクや、紫外線で発光するインクを使用。
エンボス加工:紙に凸凹をつけ、触覚でも真贋を判別可能に。

アナログ技術:ホログラム

光の干渉を利用した虹色に輝くラベル。視覚的なインパクトが強く、消費者にも「偽造防止されている」と伝わりやすい。クレジットカード、紙幣、高級ブランド品に広く採用されています。ただし近年はホログラム自体の偽造事例も報告されています。

デジタル技術:QRコード認証

個品ごとにユニークなQRコードを付与し、スマートフォンで読み取ることでサーバー上のデータベースと照合。「いつ・どこで・誰が読み取ったか」をリアルタイムで記録でき、偽造品の流通監視にも活用できます。消費者が特別な機器なしで確認できる点が大きな強みです。

デジタル技術:RFID / NFCタグ

商品に埋め込まれたICチップを非接触で読み取る技術。偽造が困難で大量一括読取が可能ですが、タグ単価が高く、消費者側に専用リーダーやNFC対応スマホが必要です。アパレル・医薬品のサプライチェーン管理で普及が進んでいます。

デジタル技術:HiddenTag®(不可視コード)

HiddenTag®(ヒドゥンタグ)は、肉眼では見えない特殊コードを通常の印刷工程で商品パッケージに埋め込む最先端技術です。QRコードのように目に見えるコードとは異なり、コピー・偽造が原理的に極めて困難。スマートフォンアプリで瞬時に真贋判定が可能で、ホログラムやQRコードとの併用で多層的な偽造防止を実現します。

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ホログラムだけでは足りない理由

ホログラムは長年にわたり偽造防止の代名詞でしたが、近年はホログラム自体が偽造されるケースが増えています。

ホログラムの限界:
・中国等の工場で精巧なホログラムが安価に製造可能に
・消費者は「ホログラムがある=本物」と思い込み、偽ホログラムを見抜けない
・ホログラムは個品管理ができない(全て同じデザイン)
・貼り替え・剥がし・再利用のリスク

必要なのは「多層防御」です。ホログラム(視覚的抑止)+ QRコード(デジタル個品認証)+ HiddenTag®(コピー不可能な不可視コード)を組み合わせることで、偽造者が突破しなければならないハードルを何重にも設けることができます。

関連: ホログラム・QR・HiddenTagの技術比較 >>

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デジタル偽造防止の進化

従来の偽造防止は「コピーしにくい物理的な加工」が中心でしたが、デジタル技術の進化により「リアルタイムで真贋を検証する」時代に変わりつつあります。

クラウド連携型の個品認証

商品1個ごとにユニークなIDを付与し、クラウド上のデータベースで管理。消費者がQRコードを読み取ると、サーバーに問い合わせて正規品かどうかをリアルタイムで判定します。読取回数・位置情報・端末情報も記録され、異常な読取パターン(同じコードが世界中でスキャンされる等)を検知して偽造品の流通を特定できます。

AI活用による異常検知

読取データをAIが分析し、不正パターンを自動検出。通常と異なる地域・時間帯・頻度でのスキャンがあれば即座にアラートを発し、偽造品の早期発見を支援します。

マーケティングとの融合

偽造防止のために導入したQRコードやNFCタグは、マーケティング施策にも活用できます。正規品確認後にLINE公式アカウントへの誘導、キャンペーン配信、ポイント付与を展開することで、「セキュリティコスト」ではなく「マーケティング投資」として位置づけることが可能です。

関連: Trust System®(トラストシステム)について詳しく見る >>

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業界別の偽造防止事例

商品券・プレミアム付商品券

自治体発行のプレミアム付商品券では、特殊用紙+ホログラム+通し番号が一般的ですが、QRコードによる使用済み判定を追加することで、コピーされた商品券の二重使用を防止。店舗側のスマートフォンでスキャンするだけで即座に有効性を確認できます。

イベントチケット

ライブ・スポーツイベントでは、紙チケットの偽造に加え、正規デジタルチケットのスクリーンショット転送が新たな問題に。動的QRコード(一定時間で変化するコード)やHiddenTag®を組み合わせることで、スクリーンショットによる不正入場を防止できます。

化粧品・ヘルスケア製品

SNSで人気の化粧品は模倣品のターゲットに。パッケージにHiddenTag®を埋め込み、消費者が購入後にスマートフォンで正規品確認。同時にブランドのLINE公式アカウントへ誘導し、顧客接点を獲得するマーケティング施策も実現しています。

医薬品

EUのFMD(偽造医薬品指令)に基づき、医薬品パッケージへの個品シリアライゼーションが義務化。日本でも医薬品のトレーサビリティ強化が進んでおり、QRコードによるGS1標準バーコード管理が普及しつつあります。

偽造防止の導入を検討中の企業様へ:JDMSOでは、QRコード正規品証明とHiddenTag®を活用した偽造防止ソリューションを提供しています。商品の特性に合わせた最適なプランをご提案いたします。

模造品対策の詳細はこちら >>
真贋判定とは? >>
HiddenTag®について >>

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よくある質問(FAQ)

Q.
偽造防止とは何ですか?

偽造防止とは、商品・チケット・証明書などが不正にコピー・模倣されることを防ぐための技術や対策の総称です。ホログラム、特殊印刷、QRコード、HiddenTag等の技術が使われています。

Q.
偽造防止にはどんな技術がありますか?

主な偽造防止技術には、特殊印刷(マイクロ文字・透かし)、ホログラム、QRコード認証、RFID/NFCタグ、HiddenTag®(不可視コード)があります。商品の特性や予算に応じて最適な技術を選択します。

Q.
ホログラムだけで偽造は防げますか?

ホログラム単体では不十分です。近年は精巧なホログラムの偽造事例も報告されています。QRコード認証やHiddenTag®等のデジタル技術と組み合わせることで、より堅牢な偽造防止が実現します。

Q.
QRコードで偽造防止ができますか?

はい。個品ごとにユニークなQRコードを付与し、スマートフォンで読み取ることで正規品かどうかを判定できます。ただし通常のQRコードはコピー可能なため、HiddenTag®等の複製防止技術との併用が推奨されます。

Q.
偽造防止の導入コストはどのくらいですか?

商品の種類・数量・採用する技術によって異なります。お問い合わせいただければ、お客様の状況に合わせた最適なプランをご提案いたします。